マルチタイムフレーム分析(上昇トレンドと下降トレンド)
マルチフレーム分析(MTF分析)は、FXで一番重要なテクニカルです。
日足・4時間足の流れを継承して、相場の目線を決めるもので、エントリーポイントを探る
には欠かせない分析法です。
マルチタイムフレーム分析・上昇トレンド
上記は上昇トレンド中のチャート図で、大変良くある代表的なチャート図です。
青線と赤線は、15分足の短期・中期の移動平均線、その下にある破線は、4時間足の
短期・中期の移動平均線です。
ここからは、次の2点が読み取れます。
①価格が急に上昇し、その後、落ちても、上位足の移動平均線が上向きならば、時間を
かけて追いつき、さらに上昇してゆく。
②価格が一気に下落しても、上位足の移動平均線が上向きならば、時間をかけて
追いつき、また上昇してゆく。
・・大きく急騰したので落ちてこないかビクビクするが、落ちてきても、時間が経つと
戻してきて、更に上に抜けてゆく・・・
・・大きく下落したので下降トレンドに転換かと思いきや、時間が経つと戻してきて、
更に上に抜けてゆく・・・
もちろん、相場は先が読めないものですから、上昇する力が足りず、そこから、下落して
短期的な下降トレンドを作る場合もあります。
戻り高値の位置まで戻してから、上抜けていくかは、監視が必要です。
が、上位足の勢いが強ければ、たいていは上に抜けていくものと考えてよいと思います。
マルチタイムフレーム分析・下降トレンド
上記は下降トレンド中のチャート図で、大変良くある代表的なチャート図です。
青線や赤線の意味は上記と同じです。
ここからは、次の2点が読み取れます。
①価格が急に下落し、その後戻ってきても、上位足の移動平均線が下向きならば、時間を
かけて追いつき、さらに下落してゆく。
②価格が急騰しても、上位足の移動平均線が下向きならば、時間をかけて追いつき、
また下落してゆく。
・・大きく下落したので戻ってこないかビクビクするが、戻しがあっても、時間が経つと
戻してきて、更に下に抜けてゆく・・・
・・大きく上昇したので上昇トレンドに転換かと思いきや、時間が経つと戻してきて、
更に下に抜けてゆく・・・
もちろん、下落する力が足りず、そこから、いったん上昇をして短期的な上昇トレンドを
作る場合もあります。
戻りの位置まで戻してから、下に抜けていくかは、監視が必要です。
が、上位足の勢いが強ければ、たいていは下に抜けていくものと考えてよいと思います。
マルチタイムフレーム分析の確認
上位足と下位足の関係や、上位足に影響を受けるローソク足の動きは、ぜひ、時間をかけて
チャートを眺めることで確認をしてみてください。
理解が出来てくるとエントリーの時点で迷うことがなくなってきます。
【テクニカル分析・目次】
》》1.移動平均線分析
》》2.ボリンジャーバンド分析
》》3.MACD分析
》》4.RSI分析
》》5.ストキャスティクス分析
》》6.マルチタイムフレーム分析
》》7.マルチタイムフレーム分析(上昇トレンドと下降トレンド)
》》8.FX攻略のエントリーポイント一覧
》》9.チャート晩・FX攻略のエントリーポイント一覧