相場の転換を示すチャートの形状

買い注文が続いた上昇トレンドも、やがて終わりを迎え、どっちともつかずのもみ合い状態を
経て、次は売り注文が続く下降トレンドに移ります。
相場が変換するポイントは、どこで判断するのでしょうか？

(チャートの紫ラインは短期、黄色は長期の移動平均線です)

トレンドが上昇から下降に転じている部分や下降から上昇に転じている部分を見てください。
上昇から下降に転じる部分は、ローソク足が移動平均線を上から下に突き抜けている。
下降から上昇に転じる部分は、ローソク足が移動平均線を下から上に突き抜けている。
相場転換点の第１の手がかりです。

移動平均線３

レジスタンスライン１
(濃い紫の横ラインがレジスタンスラインです)

トレンドが上昇から下降に転じている部分や下降から上昇に転じている部分の近辺には、
強いサポートラインやレジスタンスラインが存在する事は非常によくある事です。
相場転換点の第２の手がかりです。

サポートライン１

トレンドライン１

先ほどのページでもありましたが、斜めのトレンドライン線とローソク足が　↑　交差した
部分は注文の入る勢いが弱まりつつある事を示し、トレンド継続に黄色信号が灯った状況と
判断できます。
相場転換点の第３の手がかりです。

トレンドが転換する時には、独特のチャートやローソク足が形成されます。
以下にそのパターンを掲載します。

下降トレンド→上昇トレンドへのパターン

トリプルボトム（逆三尊）
下方向への抜けを２回以上試したが、サポートラインとなる価格帯のエリアを抜けず、
跳ね返され上昇トレンドに転換した。
（これ以下の価格帯はないとトレーダー達が判断をした為、買い注文が優勢になった）

ダブルボトム
下方向への抜けを２回試したが、抜けず上昇トレンドに転換した。

上昇トレンド→下降トレンドへのパターン

トリプルトップ（三尊）
上方向への抜けを２回以上試したが、レジスタンスラインとなる価格帯のエリアを抜けず、
跳ね返され下降トレンドに転換した。
（これ以上の価格帯はないとトレーダー達が判断をした為、売り注文が優勢になった）

ダブルトップ
上方向への抜けを２回試したが、抜けず下降トレンドに転換した。

ダブルトップ、ダブルボトムは相場転換点の第４の手がかりです。